freee専門税理士の土橋です。
今日は前回の続きです。
まだ全然手をつけていない方が、今からfreeeで確定申告をするにはどうしたらいいのか?
何とか今年を切り抜けるための最低限の方法にはなりますが、私なりのアイディアを書いていきたいと思います。
ただ、今回みたいにギリギリまで経理しないのは今回だけにしてください。
2022年はまだ始まったばかり、確定申告が終わってからでもいいので毎日経理をしましょう。
その際のモデルケースとしてこちらの記事もご参照ください。
これからfreeeを使い始めるフリーランスのためのモデルケース 準備・初期設定編
これからfreeeを使い始めるフリーランスのためのモデルケース 登録・チェック編
ちなみに、今日説明するのは2021年開業の方の場合です。
2020年以前開業で別の会計ソフトで確定申告書を完成させたことのある方は対象外。
悪いことは言いませんので前のソフトで2021年は乗り切ってください。
事業専用の口座を持っているかどうかでパターンが分かれます。
まずは事業専用の口座を持っていない方向けに説明します。
ゴールは試算表を完成させるまでです。
試算表までできればfreeeの確定申告書類の作成機能でなんとか形にはなります。
確定申告書が形になったらネットで近くの税務署を探して確定申告書が間違っていないかチェックをして欲しいと相談してみましょう。
税務署でチェックしてくれることもありますし、開催予定の相談会があれば紹介してくれるでしょう。
少なくとも最初の年はチェックしてもらってから提出しましょう。
集める情報
売上と経費の情報を集めましょう。
理由はこちらの記事に書いてあります。
売上
お客様に請求書を発行してお金を振り込んでいただくパターンの方を前提に説明します。
事業専用の口座がないのでfreeeに口座を登録・同期はしません。
売上は全てプライベート口座(freeeに登録・同期していない口座)に入金されたとして登録します。
Excelファイルの準備
発行した請求書からExcelで以下のようなリストを作成します。
ここで非常に重要な注意点です。
発生日は依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日にしてください。
エクセルインポート
ファイルができたらfreeeに取り込みます。
ホーム画面で①取引⇒②エクセルインポート
今回は売上を登録するので①収入取引データ、②指示に従い先程のファイルを読み込みます。もしExcelファイルに数式が入っていればチェックボックスにチェックを入れましょう。
①全ての金額が税込み、②各列に発生日・金額・取引先を割り付けます。
元のファイルの1行目は使わないので③「無視」にチェックを入れておきます。
終わったら④設定。
①今回は「決済」を選びます。②勘定科目は「売上高」。
③税区分はそのままで大丈夫です。1年目から消費税がかかる方以外は関係ありません。
④「プライベート資金」。これはプライベートの口座に売上が入金されたことを意味します。
⑤最後に設定。
①Excelファイルのデータ件数と一致していることを確認してください、②未登録の取引先が一気に登録されます。③確認が終わったら「登録する」。
インポート履歴に飛びます。「登録された取引」をクリック。
Excelファイルが無事に売上高として登録されました。
注意点
売上の他に絶対に申告を忘れてはいけないものがあります。
新型コロナ関係で事業主に支払われる補助金・助成金関係です。
こちらは原則所得税がかかるので雑収入として登録しましょう。
2021年12月末までに入金されていないくても決定されていれば雑収入にする必要があるので注意してください。
こちらも数が多ければ先程の売上と同じくエクセルインポートで登録しましょう。
勘定科目を「売上高」ではなく「雑収入」とすればOKです。
経費
売上ができたら次は経費です。
今日はちょっと長くなってしまったので経費については明日の記事に書きます!
雑談
6歳の娘はなぜかオリンピックにはまっています。
今日も幼稚園が休園なのでお昼ご飯を食べながらフィギュアの男子フリーを見ました。
私は羽生選手の演技を見て早々に仕事に戻ったのですが娘はその後も熱心に見続けていました。
もらったメダルの色が違うのが気になる様子。
「メダルの色は順番を意味するんだよ」と説明すると「心の中で頑張ったと思えばみんなが一番だよ」と、なかなか深いコメントをいただきました。