本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録後の見直し クレジットカード②

freee会計士の土橋です!

今はクレジットカードのチェックのお話しです。

第1回目の昨日はチェックの時にfreeeのどこを見るのか、そしてそこがどうなっていなければならないのか、という正常な状態について説明しました。

本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録後の見直し クレジットカード①

チェックした結果、バチっと正常な状態なら一安心なのですが、必ずしもそういうわけではないでしょう。

ということで、今日からなぜ異常な状態になるのか、そしてその対処方法を原因別に見ていきたいと思います。

まずは異常な状態になる典型的な原因を押さえましょう。

クレジットカードの引き落とし口座を連携していない

クレジットカードの引き落とし口座をfreeeに連携した口座にしていない場合ですね。

この場合、利用額はfreeeに取り込まれますが、引き落としがfreeeに取り込まれません。

昨日の復習ですが、クレジットカードの試算表残は仮に8月末であれば8月末時点の利用済み未引き落とし残になっている必要があります。

いくら利用額を登録しても引き落としを登録しないと利用済み未引き落とし残にはなりませんよね💦

以前お話しした、月々の利用が20万円未満なのに残が200万円のとかは典型的なこのケースです。

明細の無視

預金の時もお話ししましたが、freeeに取り込んだ明細を「無視」してはいけません。

マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの操作 チェック編 預金 なぜ異常な状態になるのか

「無視」はfreeeに取り込んだ明細の一部をないものとして取り扱うことです。

結果、クレジットカードの利用履歴と差が生じてしまいます。

当然ながら同じ情報を登録しなければ合うわけないですよね。

「無視」をしがちな典型的なパターンは間違ってプライベートの買い物をしてしまったケース。

事業に関係ないものを買ってしまった💦、無視しなきゃ。

これ×です。事業主貸で登録しましょう!

明細の穴

これも預金の時に話しましたね。

マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの操作 チェック編 預金 なぜ異常な状態になるのか

連携したクレジットカードはセキュリティの関係で定期的に再認証を求められる。

再認証するまで利用履歴はfreeeに取り込まれない(同期エラー状態)。

再認証後に遡って取り込める履歴にはカード会社毎に制限がある(無限に遡れるわけではない)。

余りにも同期エラーを放置すると利用履歴の一部が取り込まれないことがある。

この結果できた、利用履歴とfreeeに取り込まれた明細の差を明細の穴と呼んでいます。

明細の穴を作らないためには同期エラーを放置しないこと。

同期エラーは登録しているメールアドレスに通知されます。

通知されたらすぐに再認証をしましょう!

開始残高の設定

これは昨年以前に開業した方に起こりうる問題。

しかも前年まで違う会計ソフトを使っていて今年からfreeeに変えた場合です。

昨年から使っているカードで毎月定期的に使っていれば高い確率で昨年12月末時点の利用済み未引き落とし残を持っているはずです。

この情報をfreeeに認識させていない方もとても多いです。

昨年12月末時点の利用済み未引き落とし残を無視して今年の利用と引き落としだけ登録しても正しい残高にはなりません💦

まとめ

今日は異常な状態になる典型的な原因を押さえました。

預金と重複する点も多いですね。

マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの操作 チェック編 預金 なぜ異常な状態になるのか

これを踏まえて次回からは各原因の対処方法を見ていきましょう!

本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録後の見直し クレジットカード③

ちなみに既にクレジットカードに危機感を感じている方は次回を待たずに個別コンサルティングに来てください!

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