今日はfreeeと同期したAmazonビジネスの登録方法の第2回。
第1回では登録方法の全体像を理解しました。
freeeの使い方 freeeと同期したAmazonビジネスの登録方法 全体像の理解
今日はそれを踏まえて、買い物・ビジネスプライム年会費の登録に入って行きます。
freeeと同期したAmazonビジネス 登録パターンの全体像と今日お話しする部分
緑で囲んだ部分が今日お話しする部分になります。
登録方法は自動で経理。登録パターンは取引登録になります。
登録方法
買い物
例えば、Amazonビジネスで1,000円の文房具を購入。これに対して、キャンペーンで200円の割引があった、配送料は100円、代金800円の内、400円をポイントを使って支払った。
このケースを考えてみましょう。
この場合、freeeに連携される明細は以下の4本。
①出金明細(赤) 商品代金 1,000円
②入金明細(青) 割引 200円
③出金明細(赤) 送料 100円
④入金明細(青) ポイント支払い 400円
この内、①~③は消耗品費※で登録します。③の送料も購入代金の一部と考える点に注意してください。
④は雑収入で登録します。消費税区分は対象外ですね。
※今回のケースは消耗品費ですが、勘定科目に迷ったら取引登録画面の勘定科目の部分をクリックしてみましょう。
こんな感じで候補が出てくるので説明を読みながら決めてみると良いと思います。
freeeさんの取引入力ナビも参考になります。
注意点
経費の登録には色々注意しなくてはいけない点や特例があります。
以下、代表的なものをご紹介いたします。
納品が翌年度になる場合
3月末決算であれば3月30日の注文、個人事業主であれば12月30日の注文など、年度末ぎりぎりの注文は年度内に出荷はされたけど納品が翌年度になるケースもあるでしょう。
この場合は注文年度の経費にならないので前渡金※1で登録しておきましょう。
経費になるタイミングはお金を支払った時ではなく、物が納品されて使い始めた時orサービスの提供を受けた時※2だからです。
前渡金は納品された年度に+更新という機能を使って経費にします。
※1 全て前渡金で良いかといわれると、厳密には勘定科目には細かい使い分けが存在します。
※2 例外的に商品や請負案件の外注費の場合、お客様に対して売上が立つまで経費になりません。
※1・2についての詳しい説明は個別コンサルティングにて承っております。お申し込みはこちらから。
10万円以上のパソコン等の固定資産
取引登録の他、固定資産台帳にも登録する必要があります。
この辺は以下の過去記事をご参照ください。
ちなみに、30万円未満なら一括して経費にすることができる少額減価償却資産の特例というのもあります。
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 固定資産の登録② 少額減価償却資産の特例を使う場合
フリーランスのためのfreee超初心者塾 固定資産の登録 補足 少額減価償却資産の特例を使う場合
10万円未満の固定資産
固定資産台帳に登録せずに消耗品費という経費にすることができますが、これは年度内に使い始めた場合に限ります。
年度末に売れずに残っている商品
棚卸資産として経費から除く必要があります。
不安な場合は個別コンサルティングをご利用ください
繰り返しになりますが、経費の登録には色々注意しなくてはいけない点や特例があります。
不安な場合はネット情報を鵜呑みにせず、少なくとも税務署に相談するようにしましょう。
当事務所の個別コンサルティングであれば、有料ではありますが、税務相談とfreeeの相談をまとめて承ることができますのでよろしければお申し込みください。
ビジネスプライム年会費
こちらは非常にシンプル。勘定科目「支払手数料」で取引登録するだけです。
まとめ
今日は同期したAmazonビジネスの登録方法の内、買い物・ビジネスプライム年会費の登録方法について説明しました。
登録自体は非常にシンプルですが、経費の登録には注意点や知らないと損してしまう特例が色々あるので注意しましょう。
次回は代金の引き落としの登録方法を説明します。