freee専門税理士の土橋です!
今日は個人事業主さんやひとり社長さん向けに色々な取引登録の方法とそれぞれの使いどころを整理していきたいと思います。
取引と口座振替の違い
まずは「取引」とは何か?を確認しておきましょう。
freeeに連携した口座間のお金の移動以外で、(将来的に)お金が増えることor(将来的に)お金が減ること。
これを私は取引と考えています。
(将来的に)お金が増える例としては、商品が売れた。現金で代金をもらえばその場でお金が増えますし、請求書を発行して後日お金がもらえるのであれば将来的にお金が増えます。
(将来的に)お金が減る例としては、商品を仕入れた。現金で代金を支払えばその場でお金が減りますし、請求書を発行して後日お金を支払うのであれば将来的にお金が減ります。
freeeに登録するのは基本的に「取引」と「口座振替」の2種類です。
あくまで私の理解ですが、「取引」に対して「口座振替」は freeeに連携した口座間のお金の移動 と理解しています。
2種類とも(将来的な)お金の移動であることは変わらないのですが、「口座振替」はfreeeに連携した口座間の話であるのに対し、「取引」は口座間の話ではないという違いがあります。
口座振替に関しては以前の記事で書いていますのでよろしければそちらもご参照ください。
色々な取引登録方法
こちらは以前の記事で紹介した図ですが、この緑色の部分が主な取引方法になります。
今回を含め3回に分けてそれぞれの登録方法と使いどころについて説明していきます。
今回は自動で経理(明細アップロードも含む)、請求書発行について説明します。
自動で経理(明細アップロードも含む)
freeeに取り込んだ明細から取引を登録する方法です。
明細は例えば銀行の入出金情報、クレジットカードの利用履歴といったものです。
この明細は修正・削除できません。
このため、自動で経理で取引登録すれば、日付・金額・取引内容を誤らないというメリットがあります。
freeeに登録した口座をインターネットバンキング等のオンラインサービスと同期している場合の登録方法はこれ一択です。
銀行口座、クレジットカードの他、モバイルSuicaなどの電子マネー、Squareなどの決済サービス、Amazon・BaseといったECサイトも口座登録・同期が可能です。
明細はオンラインサービスから取り込むのが通常ですが、CSVファイルで必要な情報を用意すれば手動でインポートすることもできます。
こちらは明細の削除が出来たり、誤ったデータを用意してしまう等、オンラインサービスとの同期と比べるとリスクの高い方法になります。
同期できる口座は同期した上で、Excelで作った現金出納帳や同期できない銀行口座を自動で経理で登録したい場合等、使う場面は限られています。
使う場合はデータに漏れや誤りがないか十分注意しましょう。
この辺は当事務所の個別コンサルティングでも承っておりますので是非お声がけください!
請求書発行
freeeで請求書作成し、発行すると売上の未決済取引が登録されます。
freeeの請求書機能を利用されている方はこちらから売上を登録するのが効率的です。
登録する時の注意点はこちらの記事をご参照ください。
ちなみに、代金をもらった時には自動で経理から未決済取引の消込として登録しましょう!
この辺についてはこちらの記事で説明しております!
次回はエクセルインポートと手入力について説明します!