freeeの使い方 同期しているクレジットカードの登録方法 経費以外の登録

freeeに同期したクレジットカードの登録方法、今日も続きを見ていきましょう。

昨日は経費の登録を説明しました。

freeeの使い方 同期しているクレジットカードの登録方法 経費の登録

今日は経費以外の登録についてです。

freeeに同期したクレジットカード 登録パターンの全体像と今回お話しする部分

まずは全体像を押さえましょう。

こちらが今日お話しする部分です。

図の中の色の部分は全体像と同じ意味、緑丸の数字はこれから説明する小見出しに対応しています。

登録方法は全て自動で経理ですね。

登録方法

①・②プライベートで使った場合

事業専用のクレジットカードなのでプライベートで使用しないのが原則ではありますが、間違って使ってしまうこともあるでしょう。

②個人事業主

まずは簡単なこちらから。
この場合は勘定科目を事業主貸にして取引登録します。

フリーランスのためのfreee超初心者塾 事業主貸・事業主借を使うパターン

①法人

取引登録するのは変わらないのですが、ケースによって勘定科目が変わります。

以前オーナーからの入金は、会社の場合、役員借入金で登録するとお話ししました。
プライベート利用はオーナーから会社に貸したお金の返済と考えます。

出金するお金がこの役員借入金の金額以下であれば勘定科目は役員借入金を使います

役員借入金を超える場合は、役員借入金の金額までは役員借入金で、役員借入金を超える部分は役員貸付金で登録します。

ここで注意なのは、会社からオーナーにお金を貸している状態である役員貸付金に対しては、会社はオーナーから利息をとる必要があるという点です。

とりあえず以下のように覚えておいてください。

・オーナーが会社にお金を貸す時には利息を取る必要はない

・オーナーが会社からお金を借りる時には利息を支払う必要がある

利息の計算とか面倒ですよね。
それに、銀行の融資を受ける場合に役員貸付金がマイナス評価になるデメリットもあります。

なので、会社からお金を引き出す金額はよほどの事情が無い限り役員借入金以内にしましょう!

さて、そうなると問題になるのが、今どれだけ役員借入金があるのか?という点です。

こちらは試算表で確認します。

①レポート⇒②試算表

①貸借対照表をクリック、②10月末を見たい場合は1~10までを選択して、③絞り込む。

試算表を下にスクロール。
流動負債という大区分の役員借入金という項目の青く囲んだ金額が、(その都度経理していれば)今ある役員借入金の金額になります。

う~ん、いちいち試算表を立ち上げるの面倒くさい…。

解決策として提案できるのが代表立替というダミー口座を作って、そこにオーナーからの入金と立替経費を集約する方法です。

こうすれば、PC版のホーム画面の左側、口座の一覧の中に出てくる「代表立替」の残高を見るだけでいくら引き出せるのかわかります。

もしご興味がある方はこちらの記事を見てチャレンジしてみてください。

ひとり社長のためのfreeeの小技 続 立替経費は「代表立替」口座を使え!

ちなみに、「代表立替」口座を使う場合は、出金は取引の登録ではなく、クレジットカード⇒代表立替の口座振替として登録する点ご注意ください。

③・④Amazonの利用・モバイルSuicaのチャージ

ここではAmazon・モバイルSuicaを同期している場合を前提にします。

Amazonの決済やモバイルSuicaの支払いにfreeeに同期しているクレジットカードを使っている場合、freeeの明細にAmazonでの買い物やSuicaのチャージが出てきます。

ただ、これをそのまま経費として登録してはいけません。

経費はfreeeのAmazon・モバイルSuicaの口座で登録するからです。

これをクレジットカードの方でも経費登録すると経費が重複してしまいます。

そもそもモバイルSuicaのチャージは単なるお金の移動で経費ですらありませんので…

freeeのよくある間違い モバイルSuicaへのチャージを旅費交通費登録しちゃダメ

前置きはこのぐらいにして、登録方法を見ていきましょう。

Amazonの登録

非常に簡単で、クレジットカード口座からAmazon口座への口座振替として登録します。

目的の出金明細(赤)を見つけたら詳細をクリック。

「口座振替・カード引き落とし」を選択して①振替先口座を指定したら②登録です。

ちなみに、今回のように明細にAMAZONと出ていたら同期しているAmazonでの買い物と明細のキーワードと取引内容が一対一対応している場合は自動登録ルールと非常に相性がいいです。

なので、口座振替を自動登録ルールとして設定すると明細をいちいち登録する必要がないので非常に便利です。

チャレンジしたい方はこちらの記事が参考になります。

freeeの使い方の基本 自動登録ルール 口座振替を自動化してみましょう!

「自動登録ルールの設定」で振替元口座をクレジットカード、振替先口座をAmazonにして登録すればOKです。

モバイルSuicaのチャージの登録

Amazonと比べるとひと工夫必要。

モバイルSuicaの場合、Amazonと違って、チャージがクレジットカードとモバイルSuicaの両方の明細に出てくるので両方とも口座振替で登録すると口座振替が重複してしまうためです。

この場合、freeeさんのヘルプでは片方の明細だけ口座振替として登録して、もう片方を無視することを提案してしますが、freeeのモバイルSuica残高と実際のモバイルSuica残高の不一致の原因になり得るので私は推奨していません。

代わりにダミー口座を使うことを推奨しています。

ダミー口座を使った登録の考え方と登録方法はこちらの記事で説明していますのでご確認ください。

マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 モバイルSuicaのチャージが重複している場合の対処方法 正しい登録編 考え方

マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 モバイルSuicaのチャージが重複している場合の対処方法 正しい登録編 具体的な登録

ダミー口座を使った場合もAmazon同様に自動登録ルールを設定することができます。

この場合は、クレジットカード側では、クレジットカード⇒ダミー口座の口座振替の自動登録ルールを設定し、モバイルSuica側ではダミー口座⇒クレジットカードの口座振替の自動登録ルールを設定します。

Amazonに比べるとちょっと難しいので余裕があればチャレンジしてみてください。

⑤カード会社のキャッシュバックキャンペーン

カードをいっぱい使ってもらうためにたまにカード会社がやっている、期間内●●円以上ご利用で●●円キャッシュバックというタイプのものです。

こちらは、特定の買い物に対する値引きではないので勘定科目「雑収入」で取引登録します。

税区分は「対象外」ですね。

こちらが登録例になります。

まとめ

今日はfreeeに同期したクレジットカードの登録の内、経費以外について説明しました。

軽い気持ちで書き始めたのですが、なかなか盛りだくさんでしたね💦

できるだけわかりやすく書いたつもりなのですが、わからない点やもっと詳しく知りたい点があれば個別コンサルティングをご利用ください。

freeeの画面を見ながら登録完了までしっかりサポートいたします。

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クレジットカードの登録は次回で最終回(のつもりです)。

今まではカードの利用を説明してきましたが、最終回はカードの引き落としを説明します。

freeeの使い方 同期しているクレジットカードの登録方法 クレジットカードの引き落とし