freeeの使い方の基本 自動登録ルール 口座振替を自動化してみましょう!

freee専門税理士の土橋です。

皆さん自動登録ルールは使いこなせていますか?

以前の記事で自動登録ルールの概要について書きました。

今日は具体的な使い方について書いてみたいと思います。

今回扱うのは口座振替の自動化です。

例として、freeeに登録・同期している銀行口座からクレジットカードの引落があったケースを自動化してみます。

ちなみに、これがfreeeの中で口座振替となるのは大丈夫ですよね?

もし???という方がいればこちらの記事で説明していますのでお読みいただければと思います。

前提条件

2021年12月26日に三井住友銀行からDCカードの引落がありました。

三井住友銀行・DCカードともにfreeeに登録・同期しています。

自動登録ルールの設定

まず、自動で経理で三井住友銀行の口座からDCカードの引落の出金明細を探します。

自動で経理???の方はこのヘルプをご参照ください。

明細を見つけたら「詳細」をクリック。

①口座振替・カードの引落を選択、②振替先口座はDCカード、③「取引登録後に自動登録ルールを編集」にチェック、④登録を押します。

自動登録ルールの編集画面に来ました。

まずは①条件を設定します。

画面では以下の条件が設定されています。
三井住友の支出の明細で、取引内容がDCカードに「完全一致」する場合に以下の処理を行う。
もっと柔軟なルールを作りたい場合には「完全一致」ではなく「部分一致」とかも選択できます。
今回のケースは柔軟にする必要はないので「完全一致」にします。

②・③はルールに一致した場合の処理を設定します。

②「振替を登録する」を選択すると条件に一致したものは口座振替として勝手に登録され、未処理の明細には出てきません。

ちなみにこの部分は「振替を推測する」にすることもできます。
「推測」にすると登録はされず、未処理の明細に出て来ます。
ルールに一致するのですがこの処理でいいですか?と確認されるので1個1個確認しながら登録しましょう。

「推測」ルールの場合の未処理の明細はこちらの記事にサンプルがあります。

条件に一致しても複数の処理の可能性がある場合には推測にしておいた方が無難です。

今回の場合は取引内容がDCカードの場合はカードの引落以外ありえないため「登録」で進めます。

③振替先口座はDCカードです。

④設定が終わったら「設定する」を押します。

 

設定⇒自動登録ルールの設定 に先程作ったルールが出来ています。

ちなみに右端の×をクリックすると削除できます。

それではルールをクリックしてみましょう。

先程設定した通りのルールになっていますね。

作った自動登録ルールを使ってみましょう!

それでは早速作ったルールを試してみましょう!

今回は3か月分のカード引落の出金明細を用意してみました。

自動登録ルールの適用⇒最新の自動登録ルールの適用(※) をクリックします。

※新しいルールを作った場合、新しく取り込まれる明細には勝手にルールが適用されますが、既に取込済みの明細に適用する場合には毎回この操作を行う必要がありますのでご注意ください。

①3件の明細がルールに合致するけど登録していいか?と聞かれます。
3件の明細は先程の3件のことです。OKなので②「登録する」を押します。

処理済みの明細に先程の3件が出ています「自動登録ルールに合致して自動登録」とあります。

取引⇒取引の一覧・登録 「口座振替」のタブを選択すると確かに先程の3件が口座振替として登録されています。

このルールがあればもうDCカードの引落を自分で登録する必要はありません。
取引内容が「DCカード」という明細が取り込まれれば勝手に三井住友銀行からDCカードへの口座振替として登録してくれます。

まとめ

今日はクレジットカードの引落を口座振替として登録する自動登録ルールを設定してみました。

このルールは比較的作りやすいので自動登録ルールの練習にちょうどいいです。

機会があれば他のルールもご紹介していきたいと思います。

自動登録ルールを自分のfreeeで使ってみたいという方には個別コンサルティングもご用意しておりますのでよろしければお申し込みください。