freee専門税理士の土橋です。
昨日は危険なfreeeのパターンについてお話ししました。
なぜ危険か?それは過去の確定申告が間違っている可能性があるからです。
確定申告が間違っていた場合、税金を少なく払っていた場合には追加で納税する必要がありますし、多く払い過ぎていた場合には手続をすれば戻ってくる可能性があります。
フリーランスのお悩み相談室 確定申告した後に間違いを見つけたらどうする?
でも、いきなり専門家にお金を払うのはちょっと…
まあ、そう考える人も多いでしょうね…
そんな方に向けて、今日はご自身で過去の確定申告が間違っていないかをチェックする方法についてお話しします。
専門家に相談するかどうかはチェックした結果を見て考えてみてくださいね。
具体的には試算表の内、損益計算書をチェックしていきます。
損益計算書が???な方はこちらの記事。
フリーランスのためのfreee超初心者塾 チェック編 試算表って何?
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 チェックの基本 試算表って何?
損益計算書は売上高、経費、利益の集計表。
利益は売上高-経費で計算され、利益×税率で税金が計算されます。
このため、過去の損益計算書の売上高、経費が間違っていなければ、確定申告が間違っている可能性は低いと考えられるでしょう。
ただ、仮に利益が正しく計算できていても確定申告書を作る段階で間違っている可能性もあります。
なので、絶対とまでは言えませんが、一つの判断指標にはなると思います。
さて、具体的なチェック方法についてお話ししていきましょう。
試算表の売上・経費をそれぞれチェックしていきます。
売上
具体的なチェック方法は以下の記事をご参照ください。
大前提として売上を登録する際の基本的な考え方についても押さえておきましょう。
売上の発生日は依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日です。
この日がお金をもらった日と同じならお金をもらった日になりますが、違う場合、お金をもらった日で登録してはいけません。
この点は以下の記事にも書いてありますが、ものすごく重要な点なので是非覚えておいてください!
経費
具体的なチェック方法はこちらの記事になります。
売上と同じく経費の基本的な考え方についても是非押さえておいてください!
フリーランスのためのfreee超初心者塾 経費の登録 基本的な考え方
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 経費の登録 基本的な考え方
大事なのはお金を支払っていれば経費にできるわけではないという点ですね。
ここはしっかり押さえておきましょう!
まとめ
このチェックをして特に問題がなければとりあえず一安心。
問題があった場合は専門家に相談することを真剣に考えてみてください。
間違った申告書の修正のみであれば提出先の税務署でもOKですが、今後もfreeeで確定申告をしていくのであれば、何が原因で間違ったのかをしっかり理解しておかないと同じ間違いを繰り返してしまいます。
税務署は当然freeeの指導はしてくれないので申告書の修正+freeeの指導をセットで考えているのであれば専門家に相談しましょう!
この時かかるお金は今後ご自身で経理をしていくための投資であり事業上必要な経費と考えましょう!もちろん確定申告の時の経費になります。
営業スキルや商品開発スキルといった攻めの投資ばかり重視されがちですが、経理・確定申告スキルといった守りのスキルも重要です。
守りがしっかりしているからこそ安心して責めることができます。
当事務所でもこの辺のご相談は個別コンサルティングにて承っておりますのでよろしければ是非お申し込みください。
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