freee専門税理士の土橋です。
今日から売上高に入って行きます。
以前こちらの記事でも書きましたが、売上高の誤りは確定申告の誤りに直結します。
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 売上と経費の基本について理解しよう 導入編
確定申告の誤りとは納める税金の誤り。
税金は 利益×税率 で計算される。
利益は 売上高-経費 で計算される。
よって、売上高を間違えれば税金も間違ってしまいます。
ということで、売上高は絶対に間違えたくない部分です。
この講座の対象の方は以下の方なので、それほど売上の件数も多くないはず、なので、しっかりチェックすれば間違いは十分防げると思っています。
・請求書を発行し振り込みで入金されるタイプのビジネスを営んでいる
・製造はしない
・今のところ消費税の納税義務がない
・お客様に発行する請求書はfreeeで作成するつもりである
それでは行ってみましょう!
まずは売上高の基本についておさらいしておきましょう。
その年の確定申告で申告しなければならない売上高
仮に2022年の確定申告(2023年3月15日期限)であれば、2022年中に依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した売上高は全て申告する必要があります。
こちらの過去記事でいうところの売上計上日が2022年中の日付になっているものになります。
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 売上の基本について理解しよう
どこをチェックするか・どうなっていればOKか
freeeの試算表をチェックします。
①レポート⇒②試算表で試算表を起動。
①損益計算書を選び、②チェックしたい期間を灰色にする。この場合は8月末のチェックをしたいので1月から8月。設定が終わったら③絞り込む。
①売上高の左側の▲をクリック、②取引先別の横の▲をクリック。
8月期末の金額がチェックすべき部分。
取引先別に、1月から8月の間に依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した請求書の金額(以下「理論値」とします)と一致していることを確認しましょう。
ここが理論値と一致していれば問題ありません。
8月末時点の売上高は正しい状態になっています。
まとめ
今日から新しい勘定科目として売上高のチェックに入りました。
今回は、どこをチェックするのかとどうなっていればOKかの部分。
売上高はそのミスが確定申告のミスに直結する非常に重要な勘定科目。
少なくとも1か月に1回は確認しましょう。
チェックするのは試算表。
見たい月で絞り込んで●月期末の部分の金額を取引先別にチェックします。
この金額が、1月から●月の間に依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した請求書の金額と一致していればOKです。
これが正常な状態。
次回は正常な状態になっていない場合の対処方法について見ていきましょう!
本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録した売上高のチェック②
もし今日の内容でわからない点があれば個別コンサルティングもご利用くださいね!
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余談ですが、今日から講座の名前を「マジで」から「本気で」に変えてみました。
気分的なものですが、なんとなくこっちの方が真剣さが伝わるかなと(笑)