freee専門税理士の土橋です。
前回までで準備・初期設定が完了。
そしたらいよいよ取引の登録です。
まずは、一番大事な売上についてです。
基本的にフリーランスの方の売上は、お客様に請求書を発行してお金を振り込んでいただくパターンだと思います。
おススメはfreeeで請求書を作って発行することです。
そうすれば請求書の発行と売上の登録を同時に行うことができます。
参考になるヘルプはこちら。
「見積書・納品書・請求書の作成手順」の「新規作成する場合」に従って作っていきましょう。
入力項目については「書類の入力項目について」を参考にしてください。
必要な項目を入力して左上の「発行」をクリックすると売上の取引が登録されます。
特に大事なのは売上計上日の部分。
ここは依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日にしましょう。
この日付が売上の取引の発生日になります。
請求書の日付は実際に発行した日付でかまいません。
例えば、末締めの翌月末払いのような支払条件の場合、12月25日に終わった仕事の請求書を翌年の1月10日に発行することもあるでしょう。
この場合は、売上計上日を12月25日、請求書の日付を1月10日にします。
売上計上日はお客様には見えないので請求書の日付と違っていても問題ありません。
ただ、通常は請求書の日付は売上計上日と同日か後になるのが通常で、売上計上日より前になることはないと思います。
売上の発生日は依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日にします。
この点についてはこちらの記事でも書いていますのでこちらもご参照ください。
フリーランスの方の確定申告は1月から12月で行います。
特に12月に完了した売上の請求書発行には注意しましょう。
請求書発行日にひっぱられて売上計上日を1月の日付にしてしまうと、例えば本来2022年の売上とすべきものを2023年の売上にする間違いが起こります。
この場合、2022年の売上・利益が少なくなってしまい、税金も本来納めるべき金額よりも少なく納めることになります。
ちなみに、売上・経費・利益と税金の関係については前に書いたこちらの記事をご参照ください。
もし間違いが見つかった場合、3月15日の確定申告期限前に提出し直して正しい金額を納税すれば問題ありませんが、期限後に不足分を納税した場合にはペナルティーが発生します。
このような間違いはチェックをすればほぼ見つけることができます。
別の回で書きますが、ここでは取引を登録したら必ずチェックが必要という点だけ覚えておいてください。
あと、振込先は準備した事業専用の銀行口座にしましょう。
デザイナーの方とか売上が源泉徴収されて入金される方は先程のヘルプの「見積・納品・請求する内容」で「源泉税」行を使います。
この点はこちらの記事で説明していますので関係する方はご参照ください。
請求書が完成したらお客様に送ります。
おススメはweb共有のスマート請求書です。
送った内容をccで自分にコピーを送信するにも忘れずにチェックしましょう。
チェックしていないと、お客様に送った請求書は確認できますが、送った文面は確認できません。
これで請求書の作成⇒取引の登録⇒請求書の発送まで完了です。
雑談
今Paraviを2週間無料体験しています。
お目当ては99.9のシーズン1。
ようやくあと1話で完結です。
ELDEN RINGとBloodborneは気になりますが今は期限のあるParavi優先です!