取引登録結果のチェックとは何をすれば良いのか?

みなさんこんにちは!

freee専門税理士の土橋です。

今日は取引登録結果のチェックって何をすれば良いのか?について書いていきます!

チェックとは何か?

ここでのチェックとは試算表の各項目が正常な状態か確認することを意味します。

ちなみに、試算表の各項目のことを専門用語では勘定科目と呼びます。

試算表とは何か?

まず、freeeで試算表を表示させる方法はこちらをご参照くださいね!

試算表には損益計算書と貸借対照表の2種類があります。

この内、損益計算書は売上、経費、利益を管理するものです。

税金は以下のように利益に税率をかけて計算されます。また、利益は売上-経費で計算されます。

このため、2種類の試算表の内、特に損益計算書が重要ということになります。

では、貸借対象表は重要ではないのでしょうか?

仮に貸借対照表が間違っていても損益計算書が間違っていなければ致命傷にはなりません。

でも、詳しい構造の説明は省略しますが、貸借対象表と損益計算書は鏡の関係にあります。

このため、貸借対照表が間違っていれば損益計算書が間違っている可能性は高いです。

このように、貸借対象表は損益計算書の間違えを教えてくれる重要な枠割を果たしています。

正常な状態とは何か?

試算表の勘定科目は大きくは2種類に分類されます。

①確度の高い正解が簡単に手に入る勘定科目

②①以外の勘定科目

正常な状態とはそれぞれ以下の状態のことを意味します。

①正解と一致している状態

②はこうなっているはず!という理論値を自分で計算し、その理論値と一致している状態

よく出てくる勘定科目を①・②に分類すると以下のようになります。

オレンジの勘定科目が①でそれ以外が②になります。

預金は通帳という正解と照合できる典型的な①の勘定科目ですね!

まとめ

取引登録結果のチェックとは、

試算表の各勘定科目が正常な状態か確認すること

正常とは①・②のどちらかの状態のことを意味する。

①正解と一致している状態

②こうなっているはず!という理論値を自分で計算し、その理論値と一致している状態

①・②のどちらになるのかは勘定科目により決まる。

②の方は???だと思いますが①の方はなんとなくイメージが湧くのではないでしょうか?

①のチェックとして試しにfreeeの預金残高が通帳の残高と一致しているか確認してみましょう!

今後勘定科目毎のチェック方法と異常な状態の対処方法についても書いていきたいと思います!