freee専門税理士の土橋です。
前回までで、売上・経費と税金を決めるメインの項目の登録を学びました。
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 売上の登録
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 経費の登録 具体的な登録方法①
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 経費の登録 具体的な登録方法②
ひとり社長のためのfreee超初心者塾 経費の登録 具体的な登録方法③
ただ、銀行口座は今まで学んだ登録をしてもまだ未登録で残っている明細があると思います。今日はこちらの登録について学んでいきましょう。
今未登録で残っている明細はおそらく以下の項目になると思います。
①売上の入金
②社長の個人口座からの資金移動(社長からの借入)
③社長の個人口座への資金移動(社長への返済)
それでは具体的な登録方法について学んでいきましょう!
売上の入金
こちらの記事で説明したようにfreeeで請求書を発行すると副産物として売上が取引登録されます。
なので、通帳の入金を売上として登録すると売上が重複してしまいます。
それではどのように登録すればいいのでしょうか?
正解は未決済取引の消込として登録するです!
請求書から作られた売上取引に入金情報の紐付けをしていきます。
具体的な登録方法についてはこちらの記事お読みください!
こちらの記事は個人事業主を前提に書いていますが会社の場合も基本的な考え方は同じです。
最初に未決済取引の登録の話しが出ていますが、こちらは請求書を登録する時に既に登録されているので飛ばしてOKです。
次の未決済取引の消込の操作から読んでください。
これで①売上の入金の登録は完了です。
社長の個人口座からの資金移動・社長の個人口座への資金移動
両方とも原則として役員借入金で登録します。
②社長の個人口座からの資金移動は収入取引、③社長の個人口座への資金移動は支出取引で登録します。
具体的な登録方法については個人事業主向けの記事ですがこちらの記事がベースになります。
②の方は勘定科目を役員借入金、プライベートな出金として処理をクリックする方法の両方とも使えますが、③の方は勘定科目を役員借入金にして登録しましょう。
③で出金明細にプライベートな出金として処理をクリックとすると、役員借入金ではなく役員貸付金という別な勘定科目で登録されてしまいます。
事業年度末に役員貸付金と役員借入金が両建てで残っていると振替伝票で相殺という別の操作が必要になります。
この操作をしなくて済むように③の場合はプライベートな出金として処理をクリックするのではなく勘定科目を役員借入金で登録するようにしてください。
これで②・③の登録も完了です。
登録が終わったら銀行残高とfreee残高の一致を確認
全ての登録が終わったらホーム画面で銀行残高とfreeeの残高の一致を確認しましょう。
ただ、ここが合っていても今時点のつじつまが合っているということで、毎月の残高にズレがあるかもしれません。タイムラインを確認し、毎月の残高が一致していることを確認しましょう。
このチェックについてはこちらの記事に書いています。
ズレがある場合にはタイムラインでズレている月を特定し、どの項目がズレいるかは現預金レポートと銀行口座の入出金情報を照らし合わせて調べると調べやすいです。
先程の記事にもリンクが貼ってありますが、このチェックにはこちらのヘルプがとても役立ちます。
まとめ
日常的な登録についてはとりあえずこれで一通りになります。
ただ、書いているうちにあと2点補足が必要な部分を思いつきました。
・役員報酬の登録
・会社のクレジットカードを使っている場合のカード引落の登録方法
登録の次は最終工程のチェックになりますが、この2点も順次フォローしていきます。