freeeのエクセルインポートの注意点 +-が混ざる場合はExcelファイルの-の表示形式に注意して!

freee専門税理士の土橋です。

今日はお恥ずかしといいますか、久しぶりにへーっと思ったお話しです。

複数行取引のエクセルインポートで異変が

数か月分の給与取引をエクセルインポートで一度に登録しようと思いました。

そこで用意したのがこんなデータ(金額は適当です)。

こちらのヘルプの「複数行取引(仕訳)の取り込み」に従って作りました。

ポイントは、

・ワンセットの取引の最初の行にだけ「収支区分」と「発生日」をつける。
上の例だと2行目から5行目が一つの取引なので2行目だけに「収支区分」と「発生日」をつけます。

・控除項目は-で入力する

こんな感じです。

それでは取り込んでみましょう。

①取引⇒②エクセルインポート

①支出取引データを選択して②対象のファイルをアップロードします。

①今回のケースはこのままで、②各列の項目の割り付けに問題がなければ不要な行は「無視」を。
画面に収まっていませんが、最後に「設定」をクリックします。

今回は事業主の方のポケットマネーでのお支払いなので①決済、②プライベート資金とします。
最後に③「設定」をクリック。

ここで異変に気が付きました、登録データを確認するとデータのマイナス項目が全く出て来ません💦

チャットサポートに確認

もちろんこちらの記事にもある有人チャットサポートに確認しました。

有人チャットサポートではインポートしようとしているデータを共有して見てもらうこともできます(アドバイザーだけだったらゴメンナサイ)。

見てもらうと、インポートの時に-が()表示される表示形式ではうまくインポートされないとのこと。

どれどれ…、さっきの画面を見てみると、確かに-が()表示されています。

そこで元々用意したエクセルファイルを調べてみると、表示形式が通貨になっています。

う~ん、いつも数値で使っているつもりなんですけどね…

表示形式を変更してみる

通貨がダメらな数値に変更してみましょう。

「セルの書式設定」、①通貨から数値に変更して②OK、これで修正完了です。

それではさっきの手順でもう一度インポートしてみます。

先程は「プラスの場合」しかなかったのに今回は「マイナスの場合」が!
プラス同様「プライベート資金」に設定します。

今度はマイナス項目もちゃんと出てきています!

まとめ

複数行のエクセルインポートを使う方がどのぐらいいるかわかりませんが、どなたかのお役に立てればと思い記事にしてみました。

+は通貨でもいいのに、-は通貨じゃだめ、地味に嫌なトラップでした(笑)

チャットサポートの方にはヘルプページに表示形式の件、加筆していただけると助かりますね~とやんわりとお願いしておきました。

こういうことをきっかけに色々改善してくれるのがfreeeさんの良いところです。

皆さんもチャットサポートを利用した場合には是非要望を伝えてくださいね!

ちなみにエクセルインポートに関してはこんな記事も書いています。

freeeの使い方の基本 取引登録編 色々な取引登録方法 エクセルインポート

freeeで確定申告をする時の注意点 エクセルインポートのミスあるある

freeeのエクセルインポートの注意点 +-が混ざる場合は-項目には税区分が必要らしい

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それでは今日はこの辺で!