freee専門税理士の土橋です。
前回までは預金のチェックの話をしてきました。
マジで自分で確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの操作 チェック編 預金 正常な状態
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの操作 チェック編 預金 なぜ異常な状態になるのか
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 開始残高の設定①
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 開始残高の設定②
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 明細の無視
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 重複登録
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 明細の穴
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 伝え忘れた最後の原因と各解決方法を使う順序
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeの預金が銀行口座の残高と合わない場合の解決方法 現預金レポートで原因を調査して修正する
一通り落ち着いたので次の勘定科目に移りましょう。
今回から売掛金に入ります。
売掛金とは何か?
皆さん、売掛金ってなんだかわかりますでしょうか?
簿記を勉強したことがある方なら知っていると思うのですが、そうでない方も多いと思います。
なので、まずは売掛金という勘定科目についてざっくり説明しておきましょう。
freeeで請求書を発行すると売上が登録されるというのは以前話した通りです。
請求書を発行すると売上高だけではなく、売掛金という勘定科目も同時に登録されます。
仕訳で示すと 売掛金/売上高 という仕訳が登録されます。
この売掛金とは登録した売上高(発行した請求書)の内、売上計上日と入金日に差がある場合、入金までの間をつなぐ勘定科目です。
お金をもらう権利と理解するとわかりやすいかもしれませんね。
どのような状態であれば正常なのか?
なんとなく売掛金についてイメージできたら次はどのような状態が正常なのかを理解しましょう。
仮に7月末で考えてみます。
売上計上日が7月末までの請求書の内、期日が8月以降のものの合計のみが残っているのであれば正常な状態です。
例えば、7月末までに以下の3本の請求書を発行したとしましょう。
そして、それぞれの入金日は以下の通りです。
A 売上計上日 6月30日 入金日 7月31日 110,000円
B 売上計上日 7月15日 入金日 8月15日 220,000円
C 売上計上日 7月31日 入金日 8月31日 330,000円
この場合、7月末まで未入金なのはBとCですね。
なので、売掛金がこの2つの合計550,000円になっていれば正常な状態と考えることができます。
次に、freeeのどの部分が正常な状態になっていればいいのかを確認しておきましょう。
①レポート⇒②試算表、
①貸借対照表を選択、②1月から7月を選択し、③絞り込みます。
赤の四角で囲んだ部分が正常な状態かをチェックする部分です。
まとめ
長かった預金の話しも終わり今日から売掛金に入りました。
売掛金という言葉自体なじみが薄いと思うので、まずは売掛金が何かをざっくり押さえましょう。
なんとなく売掛金が理解できたらどのような状態であれば正常と言えるのかを押さえてください。
次回は今日の知識を前提に、理論値と合わない異常な状態に陥った時の調査方法と解決方法を学んでいきましょう!
マジで自分で確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeに登録したらチェックをしましょう 売掛金 調査方法
預金はまだ日常的になじみのある言葉なので比較的とっつきやすいと思いますが、売掛金は会計という専門分野の特有の考え方が入ってくるのでなかなかハードルが高く感じるかもしれません。
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