freee会計士の土橋です。
今まで2回ほど書いてきましたが今日で用語解説もとりあえず最終回。
第1回は口座についてお話ししました。
お悩み相談室 freeeを始めて使う方が知っておいた方が良い用語 口座
第2回は明細と自動で経理。
お悩み相談室 freeeを始めて使う方が知っておいた方が良い用語 明細・自動で経理
そして、最終回の今日は口座振替と取引についてお話しします。
前から言っていますが、この記事の目的は初心者の方がつまずきそうなfreeeの用語をなんとなく理解してもらうこと。
なので、freeeさんの公式の説明とは違う点もあると思いますがその点はご了承ください。
口座振替
freeeに登録した口座間のお金の動きです。
口座の意味については第1回目にお話しした通りです。
ちなみに、freeeに登録した口座から登録していない口座へのお金の移動は取引になるので注意が必要です。
あくまでfreeeに登録した口座間の動きである点に注意してください。
freeeの口座の意味が広いため、私生活の口座のイメージをそのまま当てはめてしまうと理解が追い付かなくなります。
なので、パソコン版のホーム画面の左端に縦に並んだ口座の間のお金の動きであれば口座振替と割り切るといいかもしれません。
以下、多少口座振替の例をあげておきますね。
まずはfreeeに登録した銀行口座間のお金の移動。
これは私生活でも違和感ありません。
銀行からクレジットカードの引き落としがあった。
少しだけ怪しくなってきましたかね(笑)
これも銀行という口座からクレジットカードという口座にお金が動いているので口座振替です。
クレジットカードでモバイルSuicaのチャージをした。
これもクレジットカードという口座からモバイルSuicaという口座にお金が動いているので口座振替です。
取引
freeeに登録した口座にお金が入ること、freeeに登録した口座からお金が出ることです。
ただ、口座振替のところでも触れましたが、取引の場合、お金の出どころ又は行き先はfreeeに登録した口座ではありません。
そして、この取引の内容に応じて勘定科目という項目名をつけることを取引登録といいます。
例えば口座に入ったお金に売上高という勘定科目をつける、口座から出たお金に通信費という勘定科目をつけるといった具合です。
口座振替と取引の共通点
両者はどちらもfreeeに登録した口座にお金が入ること、freeeに登録した口座からお金が出ることです。
この点は共通していますが、以下の点に違いがあります。
口座振替と取引登録の相違点
freeeに登録した口座間のお金の動きか否か
口座間のお金の動きであれば口座振替、そうでなければ取引です。
時点
口座振替は過去の話です。
なので、口座振替として登録するのは動いたことだけです。
これに対して、取引は過去の動きだけではなく、未来の動きも含みます。
なので、取引は動いたことだけでなく、これからお金が動くこともそれが決まった時点で登録します。
今の時点では興味のある人だけお読みいただければと思いますが、この未来のことを登録するのが未決済取引というものです。
口座の範囲
口座振替よりも取引の方が範囲が広いです。
口座振替の口座は第1回目にお話しした通りなのですが、取引の場合「プライベート資金」(個人事業主)、「役員資金」(法人)も口座として考えます。
この二つの口座はホーム画面には出てこないのですが、取引を登録する時には出てきます。
個人事業主
法人
まとめ
あらためて書いてみるとやっぱり理解しにくいですね(笑)
最初の内はそういうもんだと覚えてしまうのも一つの手かなと。
意識しながら使っていけばそのうちどこかで「なるほど!」という瞬間が来るはずです。
今までお話しした口座、明細、自動で経理、口座振替、取引、この辺が理解できるとぐっとfreeeが身近に感じられるのではないかと思います。
これにて全3回の用語解説は一旦終了です。
この記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです!