freeeに同期した預金口座間の口座振替は振替元、振替先の明細に±は違えど同じ額が出てきます。
これを両方の口座で口座振替として登録すると同じ口座振替が二つできてしまい、重複してしまいます。
重複を回避する方法としてダミー口座の利用を提案しているのがこちらの記事。
口座振替の小技 明細の無視はやめてダミー口座を使いましょう!
理屈は分かっても毎回口座振替として登録するのは手間です。
今日は、ダミー口座を利用した口座振替登録を自動化する方法をお話しします。
ダミー口座を使う口座振替の考え方
まずは考え方を理解しておきましょう。
詳しくは先ほどの記事で説明しています。
記事では三井住友銀行からみずほ銀行への資金移動を例に説明しています。
この資金移動は、三井住友銀行では出金明細(赤色)として、みずほ銀行では入金明細(青色)として、±は違えど全く同じ金額が明細に出てきます。
この明細を普通に登録すると、全く同じ口座振替が登録され、口座振替が重複してしまいます。
三井住友銀行 口座振替 三井住友銀行⇒みずほ銀行
みずほ銀行 口座振替 三井住友銀行⇒みずほ銀行
ここで登場するのがダミー口座。
名前はなんでもいいのですが、記事の中では「口座振替勘定」というダミー口座を作っています。
この「口座振替勘定」はfreeeの口座として登録しますが、現実世界のどこにも存在しない架空の口座、口座振替の重複を避けるためだけに存在します。
それでは三井住友銀行・みずほ銀行で「口座振替勘定」を使って口座振替を登録してみましょう。
三井住友銀行 口座振替 三井住友銀行⇒口座振替勘定
みずほ銀行 口座振替 口座振替勘定⇒三井住友銀行
いかがでしょう?先ほどは全く同じだった2本の口座振替が別物になりましたね。
これで、三井住友銀行・みずほ銀行の両方で口座振替として登録しても重複することはありません。
この口座振替勘定は、今回のfreeeに同期した預金口座間の資金移動だけではなく、freeeに同期したクレジットカードからモバイルSuicaにチャージした場合のように、出金元口座と入金先口座に同額の明細が出てくる口座振替全般に応用することができます。
これが先ほどの記事で説明している内容です。
ここでは文章のみで説明してしまいましたが、記事では画像付きで説明しているのでわかりやすいと思います。
さて、考え方がわかったところで、これを自動登録ルールとして登録してみましょう。
ダミー口座を使う口座振替を自動登録ルールとして設定する
三井住友銀行
まずは三井住友銀行の方から行きましょう。
明細の詳細をクリックして、振替先口座「口座振替勘定」で登録するところまでは記事と一緒です。
ただ、登録前に「取引登録後に自動登録ルールを編集」にチェックを入れておきましょう。
自動登録ルールの設定画面が立ち上がります。
①は資金移動の時に必ず明細についているであろうキーワードを設定します。
今回は屋号なしの個人口座を使っている個人事業主を想定しています。
この場合、明細には必ず個人名が入るはずなので、個人名をキーワードに設定。
「完全一致」・「部分一致」は自動化したい明細を研究して決めましょう。
常に「ドバシヒロアキ」と表示されるなら「完全一致」でOKですし、「ドバシコウニンカイケイイシジムシヨドバシヒロアキ」のように、前後に「ドバシヒロアキ」以外が付く可能性があるなら「部分一致」です。
②は「振替を登録する」にして③「設定する」
これで条件に一致した三井住友銀行の明細がfreeeに同期されると、三井住友銀行⇒口座振替勘定の口座振替として自動的に登録されます。
みずほ銀行
次にみずほ銀行。
入金明細(青色)なだけで考え方は三井住友銀行の時と全く同じです。
なので、今回は設定例だけお見せしますね。
口座振替を登録する時は、「取引登録後に自動登録ルールを編集」にチェックを入れてから登録しましょう!
自動登録ルールの設定は三井住友銀行と全く同じです。
これで条件に一致したみずほ銀行の明細がfreeeに同期されると、口座振替勘定⇒みずほ銀行の口座振替として自動的に登録されます。
まとめ
freeeに同期した銀行口座間の資金移動を登録するときに「無視」は使いたくない!
freeeの使い方講座 無視って何?無視した明細の探し方と解除方法
そんな思いから生まれたダミー口座を使っての口座振替の登録(私が元祖ではなく福岡にいるfreeeの神様みたいな先生のアイディアです)。
今日はこれを自動登録ルールとして設定する方法をお話ししました。
この考え方は色々応用できるので是非挑戦してみてください!
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