freeeの使い方 「品目」タグを使って項目毎に家事按分する方法

事業とプライベート共用の経費は総額が経費になるわけではなく、事業で利用している分だけが経費になります。

具体的には、経費×事業利用比率分だけが経費になるように調整を行います。

freeeではこの調整を家事按分機能を使って行います。

ただ、勘定科目毎に事業利用比率が一定なら簡単なのですが、含まれている項目によって比率が違うことがあります。

例えば同じ「通信費」に含まれている項目であっても、事業利用比率が携帯電話は20%、インターネットは30%、電話代は40%と違う場合ですね。

今日は同じ勘定科目内の項目によって違う比率で家事按分する方法を紹介します。

家事按分が必要な項目毎に品目を付ける

通信費を例に説明すると、例えばこんな感じで品目を付けておきます。

こうすると、携帯電話、インターネット関連費、電話代の異なる品目毎に家事按分ができます。

品目の付け方は簡単。

既に品目が登録されている場合は、①で呼び出したいキーワードを入力すると②候補として出てくるのであとはそれをクリックするだけ。

先ほどの一覧のように緑色のタグが付いたらOKです。

先ほどの操作で初めて使う品目を登録することもできます。

例えば「freee」という品目を作りたいとしましょう。

まずは①の場所に「freeeと入力」、「登録がありません」と出るので②品目⇒③新規登録の順でクリックしていきます。

ショートカットはお好みで、「登録する」でfreeeという品目を作ることができます。

品目は一括編集を使って特定の項目に一気につけることもできます。

freeeの使い方 メモタグ・取引先・品目を複数の取引にまとめてつける(はずす)方法

家事按分を設定する

①確定申告⇒②家事按分

①「新しい家事按分を登録」をクリック。

①勘定科目・品目名・事業利用比率を設定したら②登録。

家事按分が登録されました。

同じ要領で残り二つも登録します。

①に表示されているように、この状態ではまだ調整計算が行われていません。
②再計算をクリックしましょう。

これで調整計算が行われました。

この再計算は非常に重要です。

新しい取引を登録しても自動で再計算されません。
確定申告書を提出する前に必ず再計算をクリックするようにしてください。

試算表を見てみましょう。

フリーランスのためのfreee超初心者塾 チェック編 試算表って何?

通信費を品目別に展開します。

②が12月末時点の残高、①が1年間の発生額なのですが、②÷①を計算すると家事按分で設定した比率通りになっていることがわかります。

この状態になっていればOKです。

まとめ

今日は一つの勘定科目に複数の項目が含まれている場合、項目毎に家事按分する方法をお話しました。

項目毎に品目を付ければ、勘定科目×品目の組み合わせで事業利用比率を設定できる。

ここがポイントです。

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