取引登録結果のチェック Amazon

freee専門税理士の土橋です!

今日は前に書いた取引登録結果のチェックとは何をすれば良いか?の各論としてAmazon について書きたいと思います。

以前のブログをお読みいただいていない方は是非そちらを先にお読みくださいね!

まずは復習です。

取引登録結果のチェックとは、試算表の各勘定科目が正常な状態かを確認することでした。

そして、正常とは①・②のどちらかの状態のことを意味します。

①正解と一致している状態

②こうなっているはず!という理論値を自分で計算し、その理論値と一致している状態。

①・②のどちらになるのかは勘定科目により決まる。

Amazonは試算表上は未払金として表示されます。

こちらは②に分類されるため、チェックのためには理論値を自分で計算する必要があります。

正常な状態

前提条件

今回は以下を前提とします。
・クレジットカード決済
・決済に使ったクレジットカードをfreeeに口座登録している
・ポイント・ギフトカードは使っていない

正常な状態とは?

残高は原則として0になります。

異常な状態の対処方法

基本方針

現預金レポートを使って0にならない原因を特定・修正しましょう。

典型的なのは、クレジットカードのAmazonでの利用履歴をクレジットカード⇒Amazonの口座振替として登録していないケースです。

「Amazon – 購入履歴を取り込む」の「クレジットカード明細を処理する」が正しい処理です。

ポイントを用いた場合・ギフトカードを用いた場合

「Amazon – 購入履歴を取り込む」の後半に説明があります。

残高管理の難易度が急激に上がるため、freeeに連携するAmazonは事業専用のものにする、ギフトカードは使わない、ポイントはまとめて使うのが無難です。

調べていくと最後にここに行きつくことが結構あります。

また、ヘルプ中に「明細を無視」が出てきますが明細の無視は個人的には反対です。

クレジットカードモバイルSuicaのところでも書きましたが無視はいたずらに調査を難航させるだけです。

凄く苦労して原因が無視だと本当に疲れます。

ポイントの場合は口座をAmazon、勘定科目はポイントを使って購入したのが消耗品費であれば消耗品費と対応する勘定科目にして取引登録しましょう。

こうすれば明細を無視しなくても大丈夫です。

まとめ

Amazonを連携している個人事業主の方はとても多いです。

そして、Amazonを決済したクレジットカードをfreeeに連携していない方も多いです。

この場合、クレジットカードの明細を見ながら「口座」Amazon、勘定科目「事業主借」の収入取引を1個1個入力しないと試算表の残高が意味を持ちません。

残高をチェックする意識はOKなのですが、もっと簡単にチェックできるようにしたいですよね。

そう、皆さんわかっているんです、Amazonと決済に使ったクレジットカードを両方連携する必要があることを!

でも、プライベート兼用だとやはり躊躇しちゃいますよね…

プライベートの方が多かったりする嫌になります。

なので、Amazonはプライベートと分けてAmazonビジネスに、クレジットカードは事業専用にすることを強くお勧めします!

プライベート兼用の方が色々お得なこともあるかもしれませんが、多少犠牲にしても効率を追求すればきっとそれ以上の利益が帰ってくると思いますよ!