本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録した売上高のチェック②

freee専門税理士の土橋です。

今日は売上高のチェックの第2回目です。

チェックの第1回目として、昨日はこうなっていなければならない、という正常な状態のお話しをしました。

本気で自分一人で正しい確定申告をしたい方向けの経理講座 登録した売上高のチェック①

正常な状態とは以下の状態になります。
ちなみに、●月にはチェックしたい月を入れてください。
8月なら●は8、12月なら●は12です。

試算表の●月期末の金額が、1月から●月の間に依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した請求書の金額と一致している状態。

このチェックにあたっては試算表の起動方法、見たい月の試算表を表示する知識が必要ですが、そちらは昨日の記事をご確認ください。

チェックした結果、正常な状態なら一安心ですが、当然そうでないこともあるでしょう。

今日は異常な状態の対処方法について見ていきましょう。

売掛金のチェックをする

売上高が異常な場合、まずは売掛金のチェックをしましょう。

請求書から売上を登録する場合、売上高と売掛金は必ずセットで動きます。

なので、売上高がおかしい場合は、売掛金もおかしい可能性が高いです。

そして、チェックの労力は売上高>売掛金、なので売上高がおかしい時には売掛金からチェックするのが効率的なのです。

売掛金のチェックについては過去記事をご参照ください。

マジで自分で確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeに登録したらチェックをしましょう 売掛金

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個人的にはこれで解決することが大半かなと思っています。

もしこれで解決しない場合は、残念ですが地道に変なところを確認していくしかありません…

売上高の内訳をチェックする

昨日と同様8月末の売上をチェックしています。

8月期末の金額(赤い枠で囲った青い数字)をクリックすると内訳を確認することができます。
今回はKデザインオフィスを見てみましょう!

チェックするのは大きくは①・②の2点。

①「相手勘定科目」に売掛金以外のものはないか?

freeeの請求書から登録した場合、ここは「売掛金」になります。

もし「売掛金」になっていない場合は間違って登録している可能性が高いです。

原因を調査して間違って登録したのであれば取引を削除しましょう。

ただ、請求書上で源泉所得税を引いている場合はちょっとめんどくさいです。

取引登録の方法と注意点 売上高 補足②

この場合、「相手勘定科目」が「諸口」と表示されてしまうため、ぱっと見では何の勘定科目なのかわかりません。

なので、取引の右端の「詳細」から一つ一つ取引の内容を確認していく必要があります💦

②「借方金額」の列に金額が入っていないか?

基本的には「借方金額」の右隣の「貸方金額」しか金額が入りません。

「借方金額」に金額入るのは値引きの場合など。

値引きをした覚えがないのに「借方金額」に金額が入っていたら間違っている可能性が高いです。

こちらも原因を調べて、必要であれば取引の削除・修正をしましょう。

再度正常な状態か確認する

一通り修正が終わったら昨日の記事を参考に再度確認してみましょう。

これで正常な状態になっていればOKです。

売掛金のチェックをして、売上高の内訳をチェックすればおそらく問題は解決すると思います。

もしこれでも治らないようであれば個別コンサルティングに来てください!

ひとりで悩むより二人で考えた方が早いと思います!

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解決した方はこれで売上高のチェックは完了です。

次なる勘定科目に進みましょう!