freee専門税理士の土橋です。
今日も昨日に続きタグの使い方です。
今日は「取引先」・「品目」の二つのタグについてです。
昨日も載せましたがタグのヘルプはこちら。
「取引先」・「品目」の二つのタグについてですが、会計ソフトを使った経験のある方はご存じかもしれませんが、弥生会計とか他の会計ソフトでいうところの補助科目に近い概念です。
「取引先」は取引単位で使い、「品目」は取引の勘定科目毎に使います。
どちらも勘定科目に付きますが「品目」の方がより補助科目に近い概念だと思います。
例えばこちらの取引を見てみましょう。
赤が「取引先」、緑が「品目」になります。
下の方の仕訳形式プレビューを見ると、売掛金と売上高の二つの勘定科目がありますが、タグと勘定科目の関係はこんな感じになります。
取引先:売掛金・売上高
品目:売上高
取引先は取引から作成された仕訳に登場する勘定科目全てにつきますが、品目は品目をつけた勘定科目にしかつかないという違いがあります。
どちらのタグも試算表上でタグをキーに集計できる点は共通です。
赤で囲んだ部分に集計したいタグを入れて「絞り込む」で各勘定科目の内訳をタグ毎に集計することができます。ただ、これをやると全ての勘定科目が集計されてしまうので私はあまり使いません。
これよりも、青の部分、売上高の横の▲をクリックすると、取引先別・品目別という項目が出て来ます。更に、その横の▲をクリックするとタグ別の集計結果を確認できる仕組みになっています。
先程の取引は取引先別のKデザインオフィスの中、品目別のデザイン素材の中にそれぞれ含まれています。
二つのタグの内、「取引先」はお客様に発行する請求書をfreeeで使っている方は意識しているかどうかは別として既に使っていると思います。
請求書を作る時に「まずはじめに請求書情報を入力しましょう」と出て来ます(赤い囲みの部分)。
ここで入力した情報が「取引先」タグになります。
請求書の発行をすると売上取引が作成され、そこには「取引先」タグが付きます。
請求書・納品書・見積書を作成する
「品目」タグの方は「源泉所得税」のように最初から設定されているものを除き、何かの操作のついでに自動的に作られるということはありません。
「取引先」・「品目」の基礎知識としてはこんなところですかね。
次回はじゃあこのタグをつけるとどんないいことがあるの?
という点についてお話ししていければと思います。