freee専門税理士の土橋です!
チェック編の続きをやっていきましょう!
チェックとは申告書を提出してからミスに気付いて慌てないくて済むように見直すことです。
私はチェックを12月末時点の試算表のそれぞれの項目の残高が正常な状態にあるかを確認することと定義しています。
このチェックを理解するためには試算表をある程度理解しておく必要があり、その試算表について説明したのが前回のお話しでした。
試算表もなんとなく理解できたと思いますので早速具体的なチェック方法に入っていきたいのですが、その前にもう1点説明しておくことがあります。
それは、正常な状態とは何か?という点です。
正常な状態とは何か?
私は大きく以下のどちらかの状態を正常な状態と考えています。
①正解と一致している状態
②こうなっているはず!という理論値と一致している状態
全ての試算表の項目(専門用語で「勘定科目」と呼びます)を①でチェックする、②でチェックするというわけではありません。
①が使える勘定科目は①で、それ以外の勘定科目は②でというのがチェック方針になります。
というのは、①のチェックをするためには大前提として確度の高い正解が簡単に手に入ることが必要だからです。例えば銀行口座の通帳のようなものですね。
①の方は確度の高い正解さえ手に入ればそれと比較すればいいだけなのでチェックは非常に簡単ですが、手に入れられるケースは限られています。
なので、基本的には②のチェックになるとご理解いただければと思います。
フリーランスの方が良く使う勘定科目を①・②で分類すると以下のようになります。
オレンジ色が①が使える勘定科目です。
現金はそもそもほとんど使わないと思いますが、預金は先程の通帳やネットバンキング、モバイルSuicaはサイトでいくら残っているか確認できますよね。
どうでしょう?なんとなくイメージがわきましたか?
チェックのタイミング
中途半端な時期だとチェックしにくいので、その月の取引を全て入力したタイミングでチェックするといいでしょう。
少なくとも1か月に1回はチェックしましょう。
毎日登録していれば翌月1週目には前月分をチェックできるはずです。
勘定科目毎のチェック方法
具体的なチェック方法についてはこちらのタグに集めてあります。
勘定科目毎に、取引登録結果のチェック ●● という記事を書いてみました。
例えば、取引登録結果のチェック 売上高 とかですね。
タグの中からチェックしたい勘定科目の記事を探して読んでみてください。
先程の①の勘定科目の場合は正解とは何か、②の勘定科目はチェックに必要な理論値の考え方についても説明しています。
まとめ
超初心者塾も今回でとりあえず終了になります。
今まで準備・登録・チェックと書いてきましたが、私はこのチェックが一番大切だと思っています。人間は必ずミスをしますし、ミスをしても最後のチェックで正常な状態に修正できればいいのです。
ミスを見つけられたらチャンスです、なぜミスが起こったのか原因分析をしましょう!
それを日々の登録に活かす、この繰り返しではじめは大変だったチェックもどんどん楽になっていくと思います。
是非チェックに力を入れてくださいね!
そうすれば、プロは除いてfreeeユーザーの上位10%ぐらいのレベルになると思います。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、それぐらいチェックを知らない方が多いのが現状です。
もし超初心者塾で行き詰まることがあれば当事務所の個別コンサルティングもご活用ください!
皆さんと相棒のfreeeにお会いできることを楽しみにしております!