freee専門税理士の土橋です。
昨日からモバイルSuicaのチャージの重複の対処方法についてお話ししています。
昨日はクレジットカード、モバイルSuica、それぞれの口座でチャージを見つけ、登録解除するところまで説明しました。
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 モバイルSuicaのチャージが重複している場合の対処方法 調査と登録解除編
今日はその続き、重複しないように登録するにはどうすればいいかを考えていきましょう。
重複の原因
まずは重複の原因から考えてみましょう。
ポイントは、チャージの明細がクレジットカード(出金明細)とモバイルSuica(入金明細)両方に出てくる点。
クレジットカード・モバイルSuicaは両方とも口座なので資金移動を口座振替で登録するのは正しい。
でも、単純に口座振替として登録すると、同じ口座振替が2個出来てしまう。
クレジットカード 口座振替:クレジットカード⇒モバイルSuica
モバイルSuica 口座振替:クレジットカード⇒モバイルSuica
でも、口座振替として登録することが間違っているわけではありません。
それぞれの口座で口座振替として登録しても違う結果になるように登録できればいいんですが…
解決方法
口座振替の結果を変える方法としてダミー口座を使う方法が考えられます。
ダミー口座というのは口座振替の重複を防ぐ目的だけに作る架空の口座です。
同じ結果になるのは二つの口座間の資金移動だからです、なので、ここに第三の口座を挟んで資金の流れを変えてみます。
今までの資金移動は、クレジットカード⇒モバイルSuica。
ここにダミー口座をはさんであげるとこんな感じになります。
クレジットカード⇒ダミー口座⇒モバイルSuica
これを踏まえて各口座で登録する口座振替がどのように変わるのかを見てみましょう。
従来
クレジットカード 口座振替:クレジットカード⇒モバイルSuica
モバイルSuica 口座振替:クレジットカード⇒モバイルSuica
ダミー口座利用後
仮に1,000円チャージしたとしましょう。
クレジットカード 口座振替:クレジットカード▲1,000⇒ダミー口座+1,000
モバイルSuica 口座振替:ダミー口座▲1,000⇒クレジットカード+1,000
ダミー口座は架空の口座なので中身は空っぽです。
なので、±1,000が相殺されて残高は0になります。
どうでしょうか?
クレジットカード、モバイルSuicaで登録した口座振替が違うものになりましたね!
他にも良い方法があるかもしれませんが、この方法を前提に具体的な登録をみていきたいと思います。
まとめ
ごめんなさい。
あと1回ください💦
次回で具体的な登録を見てモバイルSuicaのチェックは最終回になります。
ちなみに、今回のダミー口座を使って資金の流れを変えるという考え方は、freeeに登録した複数の銀行口座間の口座振替にも応用できます。
この辺は以前過去記事を書いているので次回まとめてご紹介します!
マジで自分で正しい確定申告をしたい人向けの経理講座 モバイルSuicaのチャージが重複している場合の対処方法 正しい登録編 具体的な登録
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