freee専門税理士の土橋です。
今日は昨日の続き、「取引先」・「品目」タグを使うとどんないいことがあるの?
という点についてお話ししていこうと思います。
今日は二つの内の「取引先」タグについてです。
相手先別の残高管理
昨日もお話ししましたが試算表を取引先別に展開することができます。
このブログでは常々取引は登録するだけではダメ、登録結果が集計される試算表のチェックを必ずしましょう!とお話ししています。
フリーランスのためのfreee超初心者塾 チェック編 試算表って何?
「取引先」タグをつけておくと2種類の試算表の内、特に貸借対照表のチェックに役立ちます。
代表的なのは売掛金、買掛金・未払金といった勘定科目ですね。
詳しいチェック方法は過去記事をご参照ください。
詳しくは先程の記事をご参照いただければと思いますが、チェックの時は例えば12月末時点の残高が理論値と一致しているかを確認し、不一致の場合は原因を調査して修正していきます。
取引先が一つなら問題ないのですが、複数ある場合、取引先別に展開した上で理論値との一致確認、修正をしていった方が効率的です。
あとは、スタータープランでは使えないのですが、スタンダードプランの方は入金管理レポート、支払管理レポートという機能を使ってチェックすることもできます。
確定申告書作成の効率化
デザイナーさんとか売上から源泉所得税を引かれて入金される方の場合、確定申告書の作成機能で源泉徴収されている事業所得、不動産所得を入力する必要があります。
これ、手で集計するの面倒なんですよね。
「取引先」タグをつけておくと、「取引を取り込む」ボタンで取引先別に集計してくれます。
この機能地味に便利です。
ただ、どんな仕組みにも必ずバグはあります。
集計結果を100%信じるのではなく、支払調書をもらえている場合には必ず集計結果と支払調書が一致していることを確認してくださいね!
集計結果が合っているのに支払調書と一致しない場合は支払調書自体が間違っている可能性がありますので取引先に問い合わせましょう!
フリーランスのお悩み相談室 取引先が支払調書を発行してくれない場合の対処法
まとめ
「取引先」タグをつけておくと試算表のチェックに役立ちます。
基本的には貸借対照表の勘定科目が関係する取引にはつけておくという方針でいいと思います。
次回は「品目」タグのお役立ちポイントについてお話しします!