お悩み相談室 お客様に実費精算してもらえる経費を立て替えた場合の登録方法

freee専門税理士の土橋です。

先日、お客様に実費精算してもらえる経費を立て替えた場合の登録方法についてご質問を受けました。

今日はこの点について考えてみようと思います。

例えば、レターパックプラス(520円)を立て替えて、後日報酬と一緒に請求するケースを考えてみましょう。

立て替えた時

今回は個人のお財布から立て替えたケースを想定します。

①は実際に立て替えた日、②は後日請求する取引先、③は立替金、④は今回は520円です。
⑤は後日何を立て替えたのかわかるように書いておきましょう。

必要なデータを入力したら⑥登録です。

あ、ついでに口座は「プライベート資金」にしておいてくださいね!
理由といちいち変更するのが面倒な方はこちらの記事をお読みください。

現金を暴走させないためのテクニック

請求する時

7月31日発行の請求書で7月分の報酬と一緒に先程のレターパックを請求します。

全体的な請求書の作り方はヘルプをご参照ください。

請求書・納品書・見積書を作成する

大事なのは詳細の部分。

いつもの売上の他に①レターパックプラスを追加、その後②勘定科目・税率などを変更するにチェックを入れましょう。

行毎に勘定科目を設定できるので、①レターパックプラスには立替金を設定して②保存。

①請求書を発行したら、今回の請求書発行で登録された取引を確認しましょう。②取引をクリック。

下の方の仕訳形式プレビューを見てみましょう。
①の部分、さっきは左側に来ていた立替金が右側に来ています。

これは、さっき登録した立替金が今回の取引で消えていることを意味しています。

おまけ

さっきの②は未収入金になっていましたが、上の行と同じく売掛金にしたいというご意見もあるかもしれません。

結論から言うと可能です。

設定⇒勘定科目の設定で立替金をクリックします。

赤く囲んだところを売掛金に変更すればOKです(変更前は未収入金)。

まとめ

今日はお客様に実費で請求する経費の登録と請求についてお話しました。

・立て替えた時には立替日で「立替金」勘定を使って登録

・請求する時はいつもの請求書に一行追加する。この際、「勘定科目・税率などを変更する」からこの行の勘定科目を「立替金」勘定にする。

この辺がポイントです。

使う場面は限られているかもしれませんが知っておくと役立つ場面があるかもしれません。

今回の機能のご相談は個別コンサルティングでも承っています。

よろしければご活用ください。他のご相談とセットでも大歓迎です!

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