これからfreeeを使い始めるフリーランスのためのモデルケース 登録・チェック編

freee専門税理士の土橋です!

昨日はモデルケースの準備・初期設定について書きました。

今日は続きの登録・チェックについて書きます。

登録・頻度

初期設定が出来たら登録していきましょう。

銀行口座・クレジットカード

自動で経理で登録します。こちらは少なくとも1週間に1度は登録しましょう。

freeeに登録・同期している口座以外からの経費の支払い

こちらはスマホのカメラからレシートや領収証を読み込んで登録しましょう。1枚登録するのに30秒あれば十分です。空き時間を使ってその日の分はその日の内に登録しましょう。

もしその日に登録できない分があれば翌朝仕事を始める前に登録しましょう。

仕事と考えるのではなく習慣にしてしまうと長続きします。

スマホからの登録についてはこちらの記事で紹介しています。

売上

基本的にお客様に請求書を発行してお金を振り込んでいただくパターンだと思います。

請求書はfreeeで作って発行しましょう。そうすれば同時に売上が取引登録されます。

請求書・納品書・見積書を作成する

その時の注意点はこちらの記事でご紹介してますのであわせてご確認ください。

請求書発行後の入金は未決済取引の消込として登録します。この点に関してはこちらの記事で説明しています。

念のためですが現金でお金をもらうのはやめましょう。通帳に記録を残した方が証拠としても強力ですし、後から調べるにも便利です。

チェック・頻度

取引を登録したら必ずチェックしましょう。

チェックとは試算表の各項目(「勘定科目」と呼びます)が正常な状態か確認することを意味します。

チェックの考え方についてはこちらの記事で説明しています。
そして、各勘定科目毎のチェック方法についてはこちらのタグで説明しています。チェックしたい勘定科目の記事をご参照ください。

1か月に1回はチェックしましょう。

中途半端な時期だとチェックしにくいので、その月の取引を全て入力したタイミングでチェックするといいでしょう。

先程の頻度で登録していれば翌月1週目には前月分をチェックできるはずです。

まとめ

絶対にとは言えませんが、こんな感じで進めれば正月休み明けに少し作業をすれば試算表が完成すると思います。

そうすればあとは確定申告書を作るだけです。

確定申告書はfreeeの機能も充実していますし、時期にもよりますが印刷して持っていけば税務署でチェックしてもらうこともできます。

でもその手前の正しい試算表を作るところまでは基本的にご自身で頑張る必要があります(個別コンサルティングでご相談は承ります)。

今回ご紹介したやり方は独立直後のフリーランスの方にとってはひとつの完成系だと思います。

あと足りないのは家事按分、減価償却といったところでしょうか。

今回は事前準備からチェックまでの流れをシンプルに伝えたかったので複雑な論点については省略しています。

この辺についてもまた別の記事に書ければと思っています。