現金を暴走させないためのテクニック

freee専門税理士の土橋です!

昨日は試算表の現金のチェックについて書きました。

事業用の現金を持っていない場合、資産表の残高が0になるのが正。

0でない場合「現金」口座の取引を事業主貸・事業主借で調整していく。

これが対処方法でした。

でも、「現金」口座の取引がたくさんある場合、一つ一つ修正するの大変ですよね。

今回は前回の補足として以下の二つをご紹介いたします。

・そもそも「現金」口座に取引をためない方法

・「現金」口座にたまってしまった取引を一気に修正する方法

「現金」口座に取引をためない方法

試算表を拝見して、現金残高のお話しをすると、「現金なんて使った覚えないのに?」という反応をされる方が多いです。

でもこの反応は正しいのです。

皆さんは口座なんて気にせずに手動で取引を登録しているだけ。

手動で取引を登録すると現金を動かしてしまうのです。

なぜでしょうか?

freeeの決済口座のデフォルトが「現金」になっているためです。

対処方法

決済口座のデフォルトを「プライベート資金」に変えておきましょう!

これで、支出取引の時は「事業主借」が、収入取引の時は「事業主貸」がそれぞれ動きます。

ホーム⇒設定⇒事業所の設定

詳細設定⇒取引関連設定⇒決済口座のデフォルトを「プライベート資金」⇒保存

これで完了です!

これで口座を意識せずに取引登録しても現金が動くことはありません!

「現金」口座にたまってしまった取引を一気に修正する方法

そんなこと言われてももう遅いよ〜!

もう既に「現金」口座に取引がたまっている方は以下をお試しください!

対処方法

取引⇒取引の一覧・登録

条件を設定⇒決済口座を「現金」⇒絞り込む、で現金口座の取引だけを抽出することができます。

チェックボックスにチェックを入れて対象を全部選択

一括編集⇒プルダウンから「決済口座を変更する」

決済口座「プライベート資金」⇒「変更する」

選択されている対象に間違いがないことを確認して「変更する」

決済の口座(勘定科目)が「事業主借」になっています。

今回は1個だけでしたが一度に50個ぐらいまでなら一括で変更できます!

一つ注意点が!

一括編集後は元に戻せません💦

なので、一括編集する時には対象に間違いがないかしっかり確認しましょう!

一括編集について参考になりそうなヘルプも共有しておきますね!

まとめ

今回は前回の補足の小技として、

・そもそも「現金」口座に取引をためない方法

・「現金」口座にたまってしまった取引を一気に修正する方法

をご紹介しました!

まずは決済口座のデフォルトを「プライベート資金」に変更!

もし「現金」口座に取引がたまっていたら一括編集を試してみてくださいね!

一括編集のご利用はくれぐれも慎重にお願いいたします!

不安な方や数が少ないかたは1個1個修正でも大丈夫ですよ!