freee専門税理士の土橋です。
ここ2回ほど売掛金のチェックの話しをしています。
まず第1回目が試算表の残高がどのような状態であれば正常かというお話し。
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次に、仮に正常ではないとしたら、修正すべきポイントをどのように探していくのかという調査のお話し。
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そして、最後の今日が修正のお話しになります。
昨日の調査では7月31日の110,000円の入金の登録がおかしいかも?という点まで絞ることができました。
それでは実際に7月31日の入金の明細を見ていきましょう!
目的の明細を探す
自動で経理から見ていきましょう!
①取引⇒②自動で経理
①調べたい口座を選択、②今回の場合は「入金」、③未登録・誤って登録の両方の可能性があるので「すべて」にしておきましょう。
設定したら④検索です。
未登録の場合
目的の明細を見つけました!
未登録なので、未決済取引の消込が漏れているようです。
詳細をクリック。
未決済取引の消込で、①消し込みたい取引にチェック、②金額の一致を確認したら③登録、これでOKです。
それでは試算表を確認してみましょう!
正常な状態の550,000円になっています。
これで一見落着!(^^)!
登録済みの場合
先程は未登録の状態でしたが、仮に間違って登録されている場合の修正方法も確認しておきましょう!
先程の条件で検索すると、目的の明細は既に登録済みのようです。
この時点で売上高として登録されていることはわかるのですがもっと詳しく見ていきましょう!
「取引」をクリック。
未決済取引の消込とすべきところを売上高で登録してしまったようですね。
ちなみにこのミスは本当によくあるミスなので注意してくださいね!
それじゃあ修正していきましょう。
「削除」をクリック。
警告文が出ますが、「削除する」でOK。
取引は消えますが元々の明細が消えることはないのでご安心ください。
自動で経理に戻りましょう。
無事未登録の状態に戻っています。
あとは未登録の場合と同じ手順で未決済取引の消込として登録すれば修正完了です!
まとめ
売上高を請求書の発行からしか登録しないのであれば、売掛金の残高が理論値と合わない原因は、ほぼほぼ入金を登録していないか、間違って登録しているの2択です。
なので、今回の修正方法を押さえておけば大体対処できるでしょう。
今回扱った部分は調査の結果、貸方金額に誤りがある場合の対処方法になります。
借方金額の誤りは請求書の発行誤りに直結してしまうのでミスは起こりにくい点かと思います。
ただ、間違って請求書を2回発行してしまうこともないわけではありません。
次回はこの場合の対処方法を見ておきましょう。
もし今日の内容でわからない点があれば個別コンサルティングもご利用ください!
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それではまた次回お会いできることを楽しみにしております!