freee専門税理士の土橋です。
帯料金、電気代など、通常の月であればクレジットカードの利用日に経費にすればいいと思うのですが、年をまたぐ場合にはどのように登録するか悩まれる方が多いです。
例えば、12月利用分がクレジットカード上、翌年1月の利用日で出てくるようなケースですね。
個人的には、毎月の金額がそれほど変わらない経費は●月分を厳密に追わなくても「利用日で経費にする」を毎年継続していれば、それほど叱られることはないと思っています。
ただ、そう言ってしまうとお悩みの解決にならないので、今日はカード明細の1月利用日で出てくる経費を前年の12月の経費として登録する方法を考えてみましょう。
この場合、注意するのは1月利用日の経費だけで大丈夫です。
それ以外の月の経費はその利用日の月の経費にしましょう。
例えば、2月利用分がクレジットカード上は3月利用日で出てくるのであれば、クレジットカードの利用日をそのまま生かして3月の経費として処理するということです。
下の図を見てみてください。
目的は1月~12月利用分を経費にすることです。これに対してカード利用日で経費にしていくと1月~11月分までしか経費になりません。
両者の差を埋めるためには、差である1月利用日の経費を調整する必要があります。
ちなみに、1月利用日以外の経費をその利用日の月の経費とするのは、その方が登録するのが簡単なのと、自動登録ルールを設定しやすいためです。
それでは具体的に登録してみましょう。
今回は以下のような明細を用意しました。クレジットカードの利用日は2022年の1月14日ですが、中身は12月分の電気代です。
まずは「詳細」をクリックします。
①12月の経費にしたいので2021年12月31日にします。12月中の日付であれば何の日付でもいいのですが、特にこだわりがなければ切り良く月末にしておきましょう。
②ここは自由ですが後で思い出せるように「12月分」としておきます。
必要な設定が終わったら③保存します。
取引の一覧を見ると先程の取引があります。
2021年12月の水道光熱費として登録されていますね!
(ここは興味のある方だけお読みください)
下の方の「仕訳形式プレビュー」を見てみましょう。
2本の仕訳が作られています。
①は12月31日に電気代10,000円を使ったけど代金はまだ支払われていないことを意味しており、②は①の代金を1月14日にクレジットカードで支払ったことを意味しています。
この方法はクレジットカードだけでなく銀行口座でも同じことができます!
実はこの方法、売上の時も説明しており、今日説明したのはこの経費バージョンです。
売上の時の記事はこちら。
繰り返しになりますが、個人的には毎月ほぼ同額になる経費はクレジットカード利用日で経費にすればいいと思っていますが、厳密にやりたい場合にはこちらの方法を試してみてください。
ただ、毎月これをやっていると非効率です!
普通の月はそのまま登録するか自動登録ルールを設定して、年をまたぐ時だけこの方法を使ってみてください。
雑談
今日は娘のキャラ弁本番
朝6時半に起床で私の戦いが始まりました!
1時間半の戦いの後ようやくお弁当が完成しました!
すみっこぐらしのペンギンのお弁当です。
正味3時間半もかかってしまいましたが娘が喜んでくれたので満足しています!