freee会計士の土橋です。
今日は案件を受注する際に代金を前払いでもらった場合の登録方法についてお話しします。
例えば今後開催するセミナーの受講料を先にもらう場合ですね。
この場合、どのようにfreeeに登録するのでしょうか?
具体的な登録の話しをする前にまずは売上について復習しておきましょう。
売上の発生日はいつにするか
freeeに売上を登録する場合には発生日を入力する必要があります。
この発生日は依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日にします。
今回のようにお金を前払いでもらうと、もらった時点では仕事が完了していません。
なので、自動で経理で入金明細を売上高として登録すると、発生日=入金日となってしまいます。
詳しくは説明しませんが、この場合でも税務署の担当の方から怒られることは少ないと思います。
ただ、この記事を読んでくれた皆さんはせっかくなんで正しい方法を知っておきましょう。
freeeの登録方法
2段階に分かれます。
具体的には、①お金をもらっとき、②依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日の2段階です。
お金をもらっとき
例はなんでもいいんですが、仮に9月15日開催のセミナー受講料11,000円を9月4日振込でもらったとしましょう。
自動で経理から入金明細を見ると以下のような明細があります。
登録の左の詳細から登録してもいいのですが、今回はシンプルなんでこのまま登録でいいでしょう。
①は前受金、②はこれが後で何の入金なのかわかるように適宜記入してください。
仮に受講生がめちゃくちゃ多い場合は後で検索できるように例えば「2022年9月15日セミナー」といったメモタグをつけておくと探しやすいでしょう。
メモタグをつける時には、①タグにしたい文字を入れて、下に出てくるメニューで「メモタグ」を選択して②新規をクリック。
ショートカットは適宜、個人的にはローマ字検索で探せるので特にいらないかなと。
必要な情報を入れたら登録です。
こうしておくと、①取引、②取引の一覧・登録。
画面真ん中ぐらいの①条件を設定、②探したいメモタグをローマ字検索するとリストが出てくるのでその中から先程のメモタグを選択して③絞り込む。
④先程登録した取引が出て来ました。
メモタグをつけた場合は備考は空欄でいいでしょう。
今回は取るの忘れました💦
依頼された仕事が終わってお金がもらえることが確定した日
今回の場合はセミナーが終わった日になります。
デザインとかであればお客様のチェックが終わって納品完了をOKしてもらった日ですね。
先程の続きから行きましょう。
既に以下の取引が登録されていると思いますので、クリックしてください。
画面の「+更新」というボタンをクリック。
①更新日はセミナーが終わった9月15日ですね。
②勘定科目は売上高、③もらったお金の分は全て仕事が完了しているのでで11,000円とします。
④メモタグ又は備考を埋めて内容が分かるようにしておきましょう。
⑤今回はもらったお金全ての仕事が完了しているので差額は0になります。
ちなみに、2案件分の代金がまとめて入金されてそのうちの1案件だけ終わった場合は③を終わった案件の金額にします。
この場合、⑤は終わっていない案件の金額になります。
必要な情報を入力したら⑥保存。
取引の下の方、仕訳形式プレビューを見てみましょう。
2本の仕訳が登録されています。
上は、9月4日に前払いでセミナーの受講料をもらったことを、下は9月15日に予定通りセミナーを開催し、もらっていたお金を売上高にしたということを意味しています。
これは簿記を知らないと難しいと思いますのでこんなもんなんだと型として覚えてしまってください。
これで完了です。
まとめ
お客様から代金を先にもらった場合の登録方法についてお話ししました。
+更新については過去記事にも書いていますのでよろしければお読みいただければと。
こちらの記事は代金を先に支払った場合の使い方になります。
今日のお話しでわからない点やご不安な点があれば是非個別コンサルティングをご利用ください。
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