今日は今年のうちに来年支払う税金をざっくりつかんでおくの第2回。
第1回の昨日はなぜ来年支払う税金をつかんでおく必要がるのか、支払うのはどんな税金か、そのスケジュール感についてお話ししました。
freeeで確定申告 今年のうちに来年支払う税金をざっくりつかんでおく①
今日は税金の見込みの計算方法に入っていきます。まずは所得税から。
私の使っているワークシート
私はこんなワークシートを使って計算しています。
ワークシートの構造
①から②~⑨の項目を引いて⑩を計算し、これに税率を掛けて⑪・⑫を計算します。
⑬は⑪+⑫、ここから予定納税⑭を引いて最終的に納める税金⑮を計算します。
細かい話しですが、⑩は千円未満の端数切捨て、⑬は100円未満の端数切捨てになっています。
各項目の説明
①差引損益計算
freeeの損益計算書から持ってきます。
freeeのメニューでレポート⇒試算表の順でクリックします。
左側の①損益計算書のタブを選択、右下の②の部分の金額を転記します。
ちなみに、ワークシートは適当な数字で作っているので②の金額とは一致しませんがご容赦ください<(_ _)>
②青色申告特別控除
青色申告の承認申請書を税務署に提出していて場合でfreeeで電子侵攻するなら65万円でいいでしょう。
③~⑥社会保険料控除
2022年中に支払う(見込みの)額を記入します。
④~⑥はお手元に控除証明書が届ているはずなのでその金額を転記します。
⑦生命保険料控除
去年も確定申告をしていて保険契約に変わりがなければ去年の申告書を同じ額を入れておきましょう。
確定申告が初めてでわからない場合はブランクで大丈夫です。
⑧配偶者(特別)控除
去年も確定申告をしていて配偶者の年収に変わりがなければ去年の申告書を同じ額を入れておきましょう。
確定申告が初めてでわからない場合はこちらもブランクで大丈夫です。
⑨基礎控除
基本的に48万円を入れておけばよろしいかと。
厳密にはこの48万円は無制限に認められるわけではなく、合計所得が2,400万円以下という条件がありますが、私のサイトを見て自分で確定申告をしようとしている方であればおそらく条件を満たすと思います。
⑪所得税
国税庁のホームページのテーブルに当てはめて計算します。
今回であれば、先ほどのサイトに載っているテーブルの赤く囲んだ部分を使います。
具体的な計算は以下の通り。
6,360,000円×20%-427,500円=844,500円
⑫復興特別所得税
⑪の所得税の2.1%です。
⑭予定納税
該当する方は既に7月と11月にお支払い済みのはずです。
支払った金額を合計して入れてください。
住民税・事業税・消費税
所得税のワークシートをちょっと変えるだけだったり、計算ロジックが簡単だったり、freeeから自動で計算できたりするので、次回まとめて説明します。
freeeで確定申告 今年のうちに来年支払う税金をざっくりつかんでおく③ 住民税・事業税・消費税
それでは今日はこの辺で。