freee専門税理士の土橋です!
今日は「品目」タグを使うとどんないいことがあるの?
という点についてお話ししていこうと思います。
試算表のチェックがしやすくなる
二つの試算表の内、損益計算書の経費のチェックがしやすくなります。
経費のチェックの具体的な内容については過去記事をご参照ください。
例えば、毎月出てくるものに品目をつけてみましょう。
経費の勘定科目を品目別に集計して内訳を確認、抜けている月がないか、毎月定額なものは金額が変わっている月は無いかといった観点でチェックすることができます。
例えば支払手数料とか使い方によっては振込手数料からサブスクの利用料まで多種多様なものが混ざりがちです。
この混ざった状態でいきなり中身をチェックしようとしてもうまくチェックできないでしょう。
まずは定期的に出てくるものに品目をつけてグルーピングし、その品目単位で中身をチェックすると非常にチェックしやすいです。
グルーピングすると抜けている月がないか、毎月定額か、●●円~●●円の範囲を超えるものがないかなど、品目の特性にあったチェックの視点を決めやすいと思います。
スタンダードプランの方は月次推移を品目単位で見ることもできますので是非お試しください!
定期的に出てくるものこそ推移でチェックしやすいですよ!
家事按分機能が使いやすくなる
プライベート兼の経費は支払った金額に事業で使った割合をかけたものが経費になります。
フリーランスのためのfreee超初心者塾 経費の登録 基本的な考え方
freeeの場合は確定申告メニューの家事按分から登録します。
この家事按分は勘定科目×品目単位で設定できます。
例えば自宅のインターネット料金を家事按分する場合を考えてみましょう。
インターネット料金は通信費で処理していますが、通信費で設定すると他の通信費も同じ比率で按分されてしまいます。
ここで、インターネット料金に「インターネット」という品目をつけておくと、通信費の内、「インターネット」だけ家事按分するという設定ができます。
まとめ
フリーランスのためのfreee超初心者塾 タグの使い方 序章
フリーランスのための超初心者塾 タグの使い方 「取引先」・「品目」の基礎知識
フリーランスのための超初心者塾 タグの使い方 「取引先」タグの使い方
今日を含めて4回に分けてタグについてお話ししてきました。
今日の「品目」タグも試算表のチェックに役立ちます。
「品目」タグは「取引先」タグと違って勘定科目単位で設定できるので、勘定科目の中身を取引先の垣根を超えて似た性質の項目毎にグルーピングできるのが特徴です。
理論的には毎月概ね同額になるはずの品目の動きをざっと眺めて変な凸凹がないかをチェックしたい時に役立ちます。
これにて一旦タグのお話しは終了です。
また何か思いついたら記事にしますね!