freee専門税理士の土橋です。
今日はフリーランスの人には大切な話ですが、freeeを使っている人にはあまり関係ない話をしたいと思います。
皆さん確定申告書を提出する時に青色申告の方は青色申告決算書を添付しますよね。
同じ青色申告決算書内でも必ず金額が一致していなければならない部分というのがあるのですが、皆さんすぐに言えますか?
今日はこの点についてお話したいと思います。
青色申告決算書の中で少なくとも以下の点は一致している必要があります。
ちなみに、従業員を雇っていない、借入もしていない、青色申告特別控除は65万円の前提でお話しますね。
- 1枚目の①売上(収入)金額(雑収入を含む)と2枚目の〇月別売上(収入)金額及び仕入金額の売上(収入)金額の計
- 1枚目の③仕入金額と2枚目の〇月別売上(収入)金額及び仕入金額の仕入金額の計
- 1枚目の43と2枚目の⑦の金額
- 1枚目の44と2枚目の⑨の金額。ちなみに、1枚目の44は43より小さくなければ間違っています。
- 1枚目の⑱減価償却費と3枚目の〇減価償却費の計算のリの計
- 3枚目の〇減価償却費の計算のヌの計と4枚目の貸借対照表の各固定資産の残高
- 1枚目の㉓地代家賃と3枚目の〇地代家賃の内訳の「左の賃借料のうち必要経費算入額」
- 4枚目の貸借対照表の1月1日(期首)と昨年の貸借対照表の12月31日(期末)。但し、事業主貸と事業主借、元入金は一致しない。期首の元入金は前期末の事業主借+元入金+青色申告特別控除前の所得金額-事業主貸になる。
- 1枚目の43と4枚目の貸借対照表の「青色申告特別控除前の所得金額」
ちなみに、freeeを使っている人にはあまり関係ない話をしたいと思います、と最初に言ったのを覚えていますでしょうか?
理由はこの辺の整合はfreeeが自動的に合わせてくれるor合うようにサポートしてくれるからです。
ただ、ズレているから提出できない仕様とかではなかったと思いますので整合性についてしっておいても損はないと思います。
この辺の整合が崩れてしまうケースとして、試算表は会計ソフトで作って確定申告書は国税庁の確定申告書等作成コーナーで作るように複数の仕組をまたぐ時によく起こります。
この点、freeeは一つの仕組内で電子申告できる点は優秀ですね。