freee専門税理士の土橋です。
今日は売掛金のチェックの最終回です。
売掛金の残高が理論値と合わない時には調査をする。
調査の結果、借方金額と貸方金額の誤りの可能性があります。
この内、入金の登録ミスを原因とするのが昨日説明した貸方金額の誤りでしたね。
マジで自分で確定申告をしたい人向けの経理講座 freeeに登録したらチェックをしましょう 売掛金 入金の登録に誤りがある場合の修正方法
今日は借方金額の誤りの修正方法について見ていきましょう。
マジ確では借方金額は請求書の発行で登録されることを前提としているため、借方金額の誤りはそのままお客様に発行する請求書の誤りにつながります。
ただ、誤りの可能性はかなり低いと思っています。
なぜなら、お客様に迷惑をかけないように皆さん十分注意すると思うからです。
それでもお客様に渡さないだけで請求書を2回発行してしまう可能性はゼロではありません。
今日はこの場合の対処方法について見ていきたいと思います。
調査する
お題は今回も同じです。
まずは試算表が理論値と合っているのか確認してみましょう。
理論値は55万円に対して、77万円と当然ながらあっていません。
内訳をみてみましょう!
220,000円が2件ありますね…
ちなみに、取引先の隣の青の2・3は対応する請求書番号を意味しています。
まずは2の方(上段)の取引を見てみましょう。
右端の詳細をクリックすると中身が確認できます。
この取引は請求書から登録されたものなので「請求書」をクリックしましょう。
この請求書はきちんとお客様にも発行されている請求書のようです。
今度は3(下段)の方を見てみましょう。
おや、送付待ちの状態ですね…
調べてみた結果、3の請求書は2と全く同じもので、発行はしたものの重複していることに気づいてお客様には渡さなかったことが分かりました。
修正する
この修正は非常に簡単です。
請求書を削除してください!
ゴミ箱マークをクリックします。
画面にもありますが、請求書を削除すると対応する売上取引も削除されます。
試算表を見てみましょう。
さっきの3の請求書の取引がなくなって残高も理論値と一致していますね!
これで一安心です!(^^)!
まとめ
今日は昨日の補足として、借方金額の誤りで請求書を2回発行してしまった場合の対処方法を説明しました。
重複している請求書を削除すればいいので簡単ですね。
今回はお客様に渡す前に気づきましたが渡してしまった場合はお客様への連絡が先です💦
さて、これで売掛金のチェックについては一通りです。
次回からはまた違う勘定科目のチェックに入って行こうと思います!
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それではまた次回m(__)m